Foods ≪Trivia≫  タイの食にまつわるお話をあれこれと・・・

プーケットのロブスター?!
その地のモノを味わうのは、旅の最大の楽しみである。
プーケットに、はじめて行く時に読んだ書物やサイトに、「ロブスター」という文字があった。
「ロブスターですって?!」アメリカ人が食べる、バルタン星人のちっこいみたいなやつでしょ・・・!?と、ちょっとがっかりした。そのくらい私の中では、良い印象のない食材である。あとは、フランス料理とかで出てくる、「オマールエビの何ちゃらソースがけ」。ソースは濃厚で美味しいけどエビの味は、うーんよく分かんないよ?ってやつ。(私が味音痴って話ですかね?ロブスターとオマールエビは、同種です。)
あまり積極的には食べたくないものである。高いし。

で、行って、食べたよ・・・ロブスター・・・
ラグーナの殆ど毎日のように食べに行っていた、ビーチのレストランに、生簀があって、そこにいたんですよ、ロブスターが・・・・
ってーーか、これって、海老じゃない????
私が、思っていたロブスターって、チョキチョキ・ハサミがついているやつなのね。まぁ、ザリガニっていってもおかしくないわね。
でもね、ハサミはないのですよ。でも、お店の人達は、ロブスターっていうし・・・・
色と柄は違うんだけど・・・形は、どう見ても、イセエビ・・・・なのね。イセエビとの違いは、全体的に顔色が悪いの・・・違う、体の色が、青緑ねで、足が縞縞で、ヒゲが長くて立派なの。色が赤茶色だったら、伊勢海老です。
私のイラストよりもっと透明感がある綺麗な色です。(透明感のある色の付け方が良く分からないので超不味そうなエビだけど、もっと美味しそうだよ。)
もう昔のことで、どんな料理方法を選択したかは、忘れちゃったけど、辛くて甘いタイ料理にだったと思う。あまり覚えていないので、普通に美味しかった筈。(凄く美味しい!と、不味いは、絶対に覚えているから。)
お刺身という選択方法もあったけど、当時のビーチレストランにワサビとキッコーマンがあるかは疑問だったし。(実はあったんですが。)

それでね、次に行った時に、どうしてもお刺身で食べてみたくて、今はなき「音波」に行ったの。(バーンリーパー隣にあった)
で、ロブスターのお刺身食べました。
思わず日本酒頼んじゃったわよ。進む、進む、日本酒が。
も~~~、ビックリするほど日本酒高ったよーーー(そっちかよ!)
私の結論としては、お刺身が一番美味しい。
「大味で不味いみたいです」ってよく書いてあったけど、「みたい」って食べたわけでは、ないのかな?
エビ独特の甘みは、少なくて割と淡泊な味でした。大味じゃないよ。逆に私は、エビの甘みが苦手なので、口に合いました。
美味しいか、美味しくないかは、もう、これは、好みの問題です。

ただ、やっぱりどこで食べても高いです。また、エビは、鮮度でかなり味が変わるので、状態にもよります。生簀で飼われていても弱ってくると身が柔らかくなってしまうそうです。そう考えると、プ―ダム(黒蟹)やちょっと大きいエビを堪能したほうがいいかな~~と、思いますが、やっぱり名物!日本で食べるよりは、ずっとずっと安いので、一度は食べてみるもの一興かと。日本では、錦エビと呼ばれているのが、多分同種か亜種だと思います。希少で高いそうです。
じゃ、シンプルにBBQが良いんじゃない?と、思った方・・・お店によって焼き加減が微妙なんですよ。何でもそうですが、明らかに焼き過ぎでしょの確率は結構な物です。それも運と思って楽しんでください。マイペンライです。

※文中の絵はふざけてないよ、かなり真剣に書いたんだからね。
チャーハンにかけるもの
タイのチャーハンは、タイ料理の中でも比較的味が薄いと感じられる方も多いかもしれません。また汁麺も比較的そうかな。麺は、有名な『4調味料セット』が出てくるので、どうやらそれを入れて好きに調整してね!って事だとわかるよね。日本のタイ料理屋でも、麺を頼むと『4調味料』セットが出てくるので、ご存じの方も多いでしょう。『4調味料』セットは、クアング プング(こんなカタカナかな?)と云って、『ナンプラー』『砂糖』『唐辛子』『唐辛子の入ったお酢』。私は、唐辛子とお酢くらいしか使わないけど、タイ人の友達の投入の量たるや調整の域をはるかに超えている。さしずめ日本人ならば作った人失礼だから、程々にねって言うんでしょうが・・・・ここは、タイ。

で、同じように、チャーハン(カオパット)に、かけるものがあるってご存知ですか?
日本のタイ料理屋さんでも出てくるのかな?(あまり行ったことがないのでよく知らない。)
現地でも、観光客相手のお店だとあんまり出てこないから、知らない人も多い筈。私も全く知りませんでした。私は、日本人の私より、日本に詳しいタイ人の送迎のガイドさんに、これを教わったのね。彼女が「えーーー!?これを知らないなんて、貴女、人生半分損してるわよ!」そのくらいの勢いで言われたのですよ。
カオパットに、プリックナンプラーとマナーオをかけないなんて!!!駄目よ!!と・・・
へーーそうですか?と思いました。私は濃い味が苦手なので、チャーハンは、それでも濃いかな?と思っているのに、まだ、かけろと言うの??と。でも、彼女は、色んな知識もありとてもいい人だったので、試してみました。
私・・・本当に、人生半分損してたかも・・・・
以来、絶対に、チャーハンを頼むと「プリックナンプラーとマナーオ」を持って来てね!ってお願いします。
『プリックナンプラー』は、その名の通りナンプラーにプリック(唐辛子)が漬けてあるものです。小さいお皿に入ってきますが、そのままチャーハンにかけると、酷い目にあいますし、私のように辛いのが苦手な人は、唐辛子は避けてかけないと、泣きます。まず、スプーンですくって、食べる所のご飯の上にチョロとかけます。次にマナーオ(タイのライム)をギュッ!と絞ります。で、混ぜ混ぜします。食べながら調節してください。
絶対に、お薦めですから試してね!!私は、マナーオを結構沢山かけるのが好きなので、沢山持ってきてもらいます。お願いすればどこでも普通に持ってきてくれますよ。
また、ホテルの朝食ビュッフェでチャーハンがあれば、絶対にプリックナンプラーとマナーオはあるので、試してみてください。

タイのお米のお話
チャーハンの話を書いたので、少しお米の話を書きます。
私の年代の人は、平成の米騒動の記憶が鮮明にあると思います。なので、タイ米は美味しくないモノと、未だに思っている人は多い筈です。今では大分あの時のものは、タイ国内でも食べない備蓄用のものだったという話は、結構浸透しているようですが・・・・どうでしょう?
俗にタイ米と呼ばれるものは、正確には、インディカ米と云う種類で、細長いお米のことです。日本では、殆ど栽培されていないそうです。(日本のお米はジャポニカ米)
よくタイ米は、パサパサしているから美味しくないと言う人がいますが、粘りがなくパサパサしてるのが、タイ米(インディカ米)の特徴ですので間違えないでください。日本のお米のような粘りは、タイでは好かれません。また更に、硬めに粘りが出ないように、炊くようにしています。
う~~ん??粘りがないのって、美味しくないいじゃない??
日本人ならば、きっとそう思いますよね。でも、おかずが違うので、それでいいのです。
タイの人もご飯とおかずを一緒に食べます。日本のようにおかずだけ食べる人もいますが、一般家庭では、ご飯とおかずは絶対にセットなのです。ローカルな食堂の行くと、頼まないのにご飯が出てくるのは普通です。日本人がお米は命!っていうのと同じ様に、タイ人もお米が命のような気がします(^o^)。多分一番の違いは、日本人は、炊きたてのお米だけで満足と云う食文化信仰(?)を持っていますが、タイでは、ご飯とおかずの文化なんだと思います。(要するに単独で成り立つかってこと。日本的に、お米・ご飯だけあれば何もいらないよ~~~って、人はいないんじゃないのかな??)
おかずは汁気が多いので、サラとしてパサパサ(パラパラ)したお米が良くなじむのです。カレーは勿論、トムヤムクンだって、ご飯にかけて食べちゃうんだよ。なので、パラパラしたお米のほうがいいのです。チャーハンもパラパラで美味しいですよね。
今は、炊飯器が普及してますが、昔は一旦沸騰してお米の粘りが出たらそのお湯を捨てて炊いたそうです。日本のお米でそんなことしたら犯罪(笑)ですよね。お湯から炊く、湯炊法(昔家庭科習いました?)は、普通みたいです。これも短時間で炊き上げ、粘りを出さず硬く仕上げる技術です。

また、タイ米は、炊いた時の匂いも独特で、俗にジャスミンライス(カオホンマリ)と呼ばれる香りも特徴です。嫌いな人は、嫌いみたいだけど。この匂いをかぐと、タイに居るんだな~~って、私は思います。
どうしても、粘りが欲しい人は、あれば、カオニャオ(もち米)を頼むといいですよ。
つづく・・・・暇を見てまた書きますので、気に入ったら覗きにきてね・・・
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